フィリピン/セブだからこそ経験できること

自己紹介

2021年6月に入社しました、笠島です!
現在はPresident’s Office Unitに所属しております。
直訳しますと「社長室」でその名の通り社長補佐という立場で働かせていただいています。
ただ、私の場合はそれだけではなく、総務/財務/税務/法務/労務/広報等といった管理部の全般業務にも携わらせていただいています。
今後、監査/採用等にも携わっていく予定です。

通常の会社ですと、当たり前ですが各部署に各一業務ですが、私の場合これだけの管理部の業務全般を同時に携わらせていただいていますので、本当に成長できるとても良い機会を与えて下さっていると日々感謝しております。
また、社長補佐という立場でもあるので、一企業を経営するトップの人間ととても近い距離で仕事をさせていただいているため、会社の在り方、経営の考え方等、日々多くの事を学ばせて頂いております。
更に最近では役職陣との会議等にも参加させていただく事もあり、このポジションでしか経験できない数多くの貴重な体験を日々させていただいております。

世界中に様々な土地がある中でフィリピン/セブを選び
更にADWAYS PHILIPPINES INC.で就職した経緯

初め、フィリピン/セブへ訪れたのは語学留学がきっかけでした。
その後、アジアを中心にバックパッカーをしました。
その中でもやはりフィリピン/セブが私にとってはピカイチでした。
一番の大きな理由は、フィリピン人の性格と暮らしです。

正直まだ貧しい国ではありますが、だからこそ生まれる人々の助け合い精神や隣人と家族のように接する関係性や大きな家族愛等、日本では忘れられつつある文化が今でもここには在ります。
昔から田舎のような人間関係と自然が好きだった私にとってはとても居心地が良く感じました。
また、フィリピン人は陽気でフレンドリーな性格なので一緒にいても面白く、また、自然がとても豊かな国でもあるのでTVで見るような綺麗な海の中をとても安価に楽しめたり、日本ではなかなか味わえない自然をここでは簡単に堪能できます。

ただ、これらの理由がフィリピン/セブへ移住する決断になった訳ではありません。
これらはあくまで、自分の趣味嗜好の要素が含まれているためです。
最大の決断理由は、「経歴が素晴らしい日本人の方々と出逢える機会が多い」という事です。
この点は意外だと思われた方もいらっしゃると思いますが、フィリピンはコミュニティーが小さいため、様々な日本人の方と出逢えるのですが、中でもセブは多くの起業家が集まる土地でもあるので、必然的にそういう方々と出逢う機会が増える訳です。
実際に、私自身も日本では26年間起業家の方々と出逢う機会は全くありませんでしたが、フィリピン/セブへ来て3年、色んな起業家の方々に出逢う機会に恵まれました。
このような方々と接する中で刺激を貰い学ばせていただき吸収をする事ができますので、日本で生活するよりもフィリピン/セブで生活をした方が自分の成長に繋がると思い決断をしました。

ADWAYS PHILIPPINES INC.で就職した経緯は、初めはただ漠然とフィリピン/セブでIT関連のスキルを身に付けたいと思っていました。
そこで、急成長を遂げている日系大手インターネット広告企業でもある当社のフィリピン拠点を見つけました。
そして、日本のような切磋琢磨できる環境で働きたいと思っていたところ、弊社のOBから「仕事人間が多く皆目標を持って仕事をしている」と伺い、応募を即決しました。
結果、面接を重ねるにつれ、私は管理部として採用されましたが、今ではそれが幸運だったのかなと思っております。
将来自分でビジネスをしたいとも考えていますので、今の業務は会社を経営していく上で本当に様々な経験ができるためとてもやりがいがありますし、社長/上司/同僚にも恵まれ楽しく仕事をさせていただいております。

管理部の全般業務と社長室というポジションを通しての面白さや学んだ事

弊社の経理/総務周りはフィリピン人女性社員が担当してくれているのですが、私の業務柄彼女たちと連携をする事がよくあります。
国/文化が違うと仕事に対する姿勢や物事の捉え方/考え方が全く違います。
未だにうまく連携できない事も少なくありません。
ただ、これぞ海外法人だと思っています。
どっちが上とか下とかではなく、お互いに理解し合いつついかに効率良く円滑に連携できるのかを模索する事が重要だと考えています。
彼女たちは当社歴が長い超ベテラン社員ですので、彼女たちの方が弊社の事をよく知っていますし、勿論フィリピンの事も何でも知っていますので、教わる事も本当に多いです。
なので、彼女たちともっと良いコンビネーションを組めるように今後も努めて参りたいと思います。

次に、フィリピン法人としての管理部を通して面白いと感じた事をお話したいと思います。
例えば、一つ規定を定めるにしても、日本法人のように一般的な内容が確立されていないため、自分たちでどんな社員が多いか、会社の特徴や色等の背景と一緒に考え規定を定める事ができます。
簡単に言えば、自分たちで会社のルールをアレンジできるという事です。
例えば、どこの企業様でもあるイメージしやすい「遅刻の規定」を定めるとしましょう。
この例は良くないかもしれませんが、1時間遅刻してしまったとします。
ただ、その人が熱血仕事人で普段から残業を3時間している人だったら?
また、遅刻と扱われた日に残業5時間していたら?
遅刻はしたものの、計4時間多く実働している事になりますよね?
日本法人でしたらそんなものは鑑みず「遅刻は遅刻」と一刀両断されると思いますが、例えば、毎晩毎晩遅くまで残業して会社の業績にとても貢献していて、そんな日々の疲れからある日1時間遅れて遅刻扱いになってしまうのは、時には酷ですよね。
モチベーションを崩す事にもなり兼ねません。
決して遅刻を肯定しているのではなく、いかにモチベーションを崩さずに皆が業務へ尽力できるかに重点を置いています。
そのような業務に携わらせていただいている事が自分自身、面白く感じます。

※なお、ADWAYS PHILIPPINES INC. は日本の企業同様に遅刻厳禁です。上記はあくまで例になります。

次に、コロナ禍だからこそ発生している特別な業務が多々あるのですが、その中で皆さんがどうなんだろう?と考えるような内容のお話をしたいと思います。
昨年の3月頃から現在まで、パンデミックの影響でフィリピンへは入国できない状況です。
昨年の4月に日本からオンライン面接をし、採用され、現在まで日本で働いてる状態の人がいるとします。
つまり、フィリピン企業で働いているが入社当初からずーっと日本で働いている訳です。
そして更に、所得税/住民税等は日本で働いているため、支払う義務が発生しています。
さて、この場合の労働法についてなのですが※労働法とは、労働した対価(給与)や労働時間等の規定を定めているものです。
日本の労働法かフィリピンの労働法、どちらが適用されると思いますか?

(解答例)
①一度もフィリピンに足を踏み入れてないし、ずーっと日本で働いているなら日本の労働法じゃないの?
②会社はフィリピン法人だから、いくら日本で働いていてもフィリピンの法律適用でしょ!
③所得税/住民税とかは支払っているのに労働法だけ日本のが適用されないのはおかしいから、日本の労働法が適用でしょ?

考えて頂きありがとうございます。

答えは、②です。
実は、労働法に関しては、どこで働いているかではなく、どの国の企業で働いているかがポイントなので、フィリピンの労働法が適用なんですね。
そんな事考えた事ねぇーーって感じですよね。
難しいですけど面白いですよね。
このような問題と向き合うのも、今の業務の一つになっています。

最後に、社長室というポジションで学んだ事についてお話します。
上にも申しました通り、社長と近い距離で業務をさせていただいていますので、社長の会社への考え方だったり、経営の仕方等、学ぶ事が本当に多いです。
学ぶというのは、一般的な社長としてのノウハウは勿論、弊社代表坂川の独自の会社への考え方も学べるということです。
皆さんが想像する社長というのは、まずは会社の利益の事を1番に考えるイメージですよね。
その次に、社員の為にできる事を考えます。
しかし、我らが代表坂川は、会社5:社員5、いや、会社4:社員6くらいの勢いで社員の事を考えて下さっていると実感しています。
「社内外問わず当社に関わっていただいている全ての方の人生が少なからず前進し、 豊かなものになる様、今後とも努めさせていただく所存です」
上記はコーポレートサイトの企業文化ページにある代表坂川の言葉から抜粋したものですが、この言葉通り実行されていると思います。
これはADWAYSにもある「人儲け」という経営理念にもあります。
この造語の意味は、「金儲けも大事だが、会社というのは、本当の意味で社員が成長できる場でなければならない」
そしてその向き合った結果、業績が前進するという事です。
このような考えは、将来私がビジネスをする際にもとても参考になる理念だなと思っています。

たかが管理部、されど管理部

管理部は、縁の下の力持ちのようなものだと思っており、土台がしっかりしていれば、前線で戦う人は不安なく100%を尽くせると考えています。
なので上記で申しましたように、社員一人一人の事、会社の特徴や色等の背景をしっかり考え、会社としていかに社員が気持ち良く業務が行えるか、いかに会社の雰囲気を良くするかがとても重要だと考えており、その場を造る事が私の使命だと考えております。
そしてその結果、社員のモチベーションが上がり、それが業績向上に繋がる事を目標に日々尽力していきたいと思います。

また、今後、当社で携わらせて頂ける業務の中で楽しみにしているのは、採用関連です。
将来、新入社員として一緒に活躍して頂けるパワーに満ち溢れた方々と、ADWAYS PHILIPPINES INC.を更なる高みへ押し上げていきたいと思っています!
しかしただ業務で活躍する事だけに焦点を合わせるのではなく、入社して頂いたご縁には会社内外問わず、人生の友人として深い関係を築いていけたらと考えています。
では、そんな同じ志を持った皆さんと共に切磋琢磨できる日を楽しみにしております。